2015-18  7月14日 G沢、幸運と迷走と出会い

ここは昨年の春に初めて来た、しかし全く気配が無く
1時間ほどで諦めたのだった。
なのに何故もう一度来る気になったのか、大学による
「在来イワナ研究」の推定地だと知ったからである。
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H740m地点にP
.
昨年はかなりの渇水で、戻ってきた叔父さんが「水が少
なくって駄目」と言っていた。今日は梅雨の増水をあて
にしたのだが、昨年よりはいくらか益しかな程度のザラ
場を見送って上流へ向かった。

入渓すると谷が狭くなり岩場となり、滝が現れて岩魚の
聖地に踏み込んだようだ。
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ヒョングリ滝を迂回して、倒木をまたぎそして
くぐり、更に三本滝。
そして大滝へ、一匹の岩魚にもワナにもチビ
をも見かける事は無かった。
.
 
案外なアドベンチャーである

.
大滝を迂回して沢を見下ろしながら歩く、っとイワナ発見。
静かに後ずさりして下手に回る、用心に徹してそろりと接
近して様子を伺う。

幸運
上からと違い暗くて見えないがその辺りへふんわり投げる、
ジャポ!一発で決まった。
 

 
見事なる

23cm程だが体型・顔つき・渋金、なんとも素晴らしい。
これが原種かも知れない?、言い過ぎィ
返しを潰した針が直ぐに外れて元気に逃げていった。

少し登るとめっきり水量減、倒木もひどかったのでここ
までとする。なんとイワナとの遭遇はその一回のみであ
った。

巻道.

   
  ここまでとしましょう             11時、山道(カーソル当てる)

これまでの滝と倒木を思うと、川戻りはしないで済めば
それにこした事は無い。
11時に山道に取りついた、崩れた沢では消えしまい引
き返そうかと思ったがどうにか辿って進む。

30分も急斜面を横切ったりすると引き返す気にはなれ
なくなってしまう、汗がしたたる。

尾根型に出るたびに「平坦地に出ろ」、っと念じたが。
.

 

40分歩いてやっと広い尾根に出て、間もなく林道終点
にたどり着いた。嬉しかった。

迷走
あとは林道を下るだけである。
1時間歩いてH740m、車を止めた標高だが全く違う
場所だ。別な沢の林道に出てしまったのだ、しまった。

ともかく歩くしかない、街道まで出てG沢下流から林道
を登り直すしかないので御座る。

毎週釣りを実行して渓流を歩いているので体力的に
はもっている、っがしかし足が痛むのは靴擦れなのだ。

 
12時   (Exifで見てね)  13時

民家に人がいたので確かめる「これを行くとG沢へ出
rますか?」・・・「そっちでなくこっちだよ」。
危なくまた迷うところだったさ。

地図コピーを携帯しなかったのは遺憾。
ペットボトルが空になっている、っと沢水が壁を伝って
いるのを見つけた、幸運な命の水。

そしてやっとG沢の林道へ入った、朝の道である。・・

.林道を登って行く、足が痛むからすいすいとはいかな
い。休みつつ川を覗くとヤマメらしきが見えた、仕掛け
を取り出して落としてみた。

釣りの形をして休んでいるのだよ。

出会い
そこへ軽トラが上がって来た、「魚居るかい」っと。
「緩いとこじゃなく流れ込みの所でないと」、「釣りです
か」と聞くと「イヤ、たまに流れと魚の様子を見に来る
んだ」

そこで事情をお話すると「そりゃ大変だ、車は何所な
の、そこまで載せていくよ」。
..

ありがとうございました.
.
何という幸運でしょう、釣りでもなくたまに様子を見
に来るお方と遭遇するとは。
そしてこの沢の事・近くの川・林道・イワナ、会話が
弾んだた。
勝手な感想ですがとても話しやすい人で、お互い
にそんな気がしたのではないだろうか。勝手なァ

軽トラに便乗してあっと言う間に駐車地へ、お礼を
言って深々と。あっと、その方の事を何も聞く間が
無かった。
ひどい迷走の後、爽やかな風が走り去った。

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